育成とは?

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 株式会社アジアと元気の学生チームが、2月28日ー3月2日に開催されるカンボジアの「プラント&ガーデンフェア」に参加します。

 CWBカンボジアとしても何も実績がないままに、ただ何か地域に貢献したいからという気持ちだけで来られては困る!という現場の声から、日本でも経験を踏んでから向かおうと、ホワイエで学生インターンたちがイベントの企画運営を学んでいます。ホワイエからも、誰かに言われたらからではなく、自発での学びを求められています。

 若いから、社会に出たことがないから、といった理由で何でも教えてもらえる!というのは間違いで、失敗を恐れない自発の学びが若者の育成としては重要です。15年ほど前、私もホワイエで輸入の仕事を学ばせてもらう時期がありました。現在のホワイエの社長である北中さんは、当時、ゼロベースの輸入知識だった私の輸入業務の指導に私よりも年齢は若くて、輸入経験も1年ほどしかない若手のスタッフをつけてくれました。どう二人で最終的に輸入業務を役割分担するのか考えながら教えてもらいなさいとアドバイスを受けたので、私も教えられるというよりは次に目指すべきタスクを考えながら話を聞き、指導してくれた人にとってもこれまでの経験の復習になり、互いに1つステージがあがった学びの期間でした。二人での役割分担もスムーズにいったことで生まれるキャパで、新しいチャレンジもすることができ、10を教えてもらって、2人で20+αになるような、そんな育成のスタイルだった気がします。

 あれから時が経ち、私自身が、誰かを育成する立場に移行しつつあります。職人のように自分が教えられることは多くないけれども、人間の中に本来ある探求心をどう引き出して、どんな社会を作りたいのか?と、私自身が考え、若者一人一人と向き合う期間となりそうです。