身の回りのもので草木染体験

with コメントはまだありません

5月11日に開催した「春の草木染体験」のお話です。4月に開催した春祭りで初開催した草木染体験が好評だったので2度目の開催。

今回はなんと!農園内で素材を採取して、煮込んで、染めるという、草木染を丸ごと体験できるイベントです。採取した素材は、お茶・ヨモギ・枇杷の葉です。まず採取している段階で、楽しい!

その後、素材をザクザク切って煮込んで色を出しました。切るとき、煮込む時、香りや色の変化など五感が満たされる瞬間が多々あり贅沢な時間でした。

それぞれ、お茶は黄色、ヨモギは緑やグレー、枇杷はピンク色になりました。鉄で媒染するか、ミョウバンで媒染するか…など使用する媒染液によって色が変わるのも面白さの1つでした。

こんな風に「一つの色」を目指して手間暇かけて作り上げていく時間は、単に楽しさを味わうだけでなく生き方について考えさせられる時間でもあります。

以前化学染めも実験的にやってみたことがありますが、それはもう物の見事に完璧に均一に染まりました。しかも早い。この技術があることが服を安く売ることができる1つの理由だろうと思うと同時に、個人的には面白みがないと感じました。草木染は、自分自身の素材への理解度や技術、忍耐力が試され、自然と共に作り上げた色だ、と感じられる面白みがあるのです。

草木染イベントは季節ごとに開催していきたいと思っていますので、次はぜひお越しください。

https://lin.ee/lDAwUdP