ミャンマーはまだヴェールに包まれている国の1つかもしれませんが、私が最初に行って驚いたのが男性も女性も民族衣装で長いスカート(ロンジーと呼ばれています)をはいていること。日本と同じように縦長の国なので、気候もいろいろですが、人々の顔も様々。日本人に近い人もいればインド系かなと思う人も。そしてもう1つが女性や子供たちの頬に白い模様がある、あれはなんだ?!でした。その正体がタナカです。
ミャンマーではタナカが人気です。日本人だと、田中?とつい人の苗字を思い起こしてしまいますが、thanaka(タナカ)という木があります。紫外線をカットし、美肌にする成分が入っているそうで、ヤンゴンで売られているコスメ商品でもタナカ成分が入っているものもお土産物として人気です。
では街中の女性たちをチェック。今日紹介する写真は、私がミャンマーを列車で旅行していた時、途中で駅に止まったあと、いろんな売り子さんが車窓に売りにきていましたが、この方がタナカの木です!売り子さんもばっちり頬や額に塗っています。
この幹とタナカをするための道具を用意し、そこに水を垂らして擦ると、タナカのエキスが入った液ができます。これを乾かないうちに顔に塗ります。
次に紹介する女性もなにやら頭に乗せて駅で売っていますが、この人の顔にもタナカが塗られています。ミャンマーの強い日差しからお肌を守るために皆さん気をつけていらっしゃるんですね。こうやって地元の素材で美容、素敵ですよね!