花と燈明

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日本でもお仏壇にお花とお燈明をあげる習慣があります。私が小さかった頃は、祖母が毎日燈明をあげ、週に一度お花を変えて、毎朝毎晩お経をあげていました。この頃はお花も造花に、燈明もLEDに変わっています。仏壇に上がるお花は緑の葉を背景に季節の花ーといっても菊が中心でしたがーを組み合わせたものでした。小さい頃は市場の中の小さな花屋さんは仏壇と神棚にあげる花が中心だったように記憶しています。

インドでも神様に花と燈明をあげる習慣が根ざしています。いまだに生の花と蝋燭です。ただ花は花首だけを使うことが多いようです。花首を使った花飾りや、水に浮かべる場合もあるようです。燈明も蝋燭というより小さな皿に油を入れて灯心をつけたものが多い感じでした。神様の祭壇を写真に撮るのは、ちょっと遠慮があるのですが、このお店では外に向かって飾られているので、思い切って写真に撮ってみました。
一見すると仏様のような像です。もしかするとお釈迦さまなのかもしれません。お釈迦さまもヒンズーでは一人の神様(?)扱いだそうです。
花を耳飾りにしていたり、手に持たせたりしているのも、日本とは違うところです。花を飾るということが、神様と人との間を密接に繋いでいるという感じがしました。