インドはご存知の通りヒンズー教が多数を占める国です。ということは承知の上だったのですが、大学の中にまで神様が現れるとは思いませんでした(宗教色のない日本の大学では考えられないことです。もちろんキリスト教系・仏教系など宗教系の大学では違うのでしょうが)。
青い背景の写真は「インドの国を表す神様」だそうです。英語だとマザーインディア。ご覧の通り女神さまです。大地と豊穣を表す女神でもあります。
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黄色の背景の神様はサラスバティ。図書館の入り口に飾られていました。サラスヴァーティーは日本では弁財天として知られている神様です。御手に楽器(ヴィーナ)を抱えられています。芸術のみならずあらゆる知恵の神様ですので、図書館にはふさわしい神様といえるでしょう。日本で弁財天というと芸能の神様、財運の神様としての方が有名ですね。
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こうした神様の画像にも花飾りが捧げられています。生花を使っているのはヒンズー教だからでもありますが、日本でも仏様にあげる花(閼伽)は昔は必ず生花でした。今は造花に取って代わられているのが少し悲しいです。