カンボジアのカシューナッツ事業

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今日から、プーンアジではカシューナッツの仕事が始まりました。今年のクメールニューイヤー、4月初旬の時点で今年分のカシューナッツの購入と天日干しを終えていました。しかし、生徒たちの村のお母さんがカシューナッツの外殻を剥くときに使うナイフが壊れていたり、お母さんたちがメインの仕事で忙しかったりしたこともあり、プーンアジでのカシューナッツの仕事がまだ進んでいませんでした。チャリンがそのナイフを見つけて買ってくれて、お母さんたちも余裕ができ、ついに5月の22日から始めることができました。

プーンアジのほとんどの生徒は今スカイに行っていますが、カシューナッツをプーンアジでオーブンする担当にあるソムナンは一度ここへ戻ってオーブン作業を行いました。この仕事はとても大事で、お母さんたちに村で剥いてもらった外殻をプーンアジにもう一度運びオーブンにかけローストすることでより香ばしい味と香りになり、さらにカシューナッツのインナースキンも剥きやすくなります。このオーブンのクオリティによりカシューナッツの生産性は左右され同時に作業効率も左右されます。火を通しすぎて焦がしてはいけないし、全てのカシューナッツに均等に熱が伝わるよう、毎回時間ごとにオーブンの中をチェックしています。

また、カシューナッツの仕事があるのでスカイに農仕事に行っていた女の子たちも一部プーンアジに戻ってきました。彼女たちが、ローストされた後のカシューナッツの皮を剥き、きれいにし1kgごとにパッキングし出荷の準備をします。ここで健康的な生活を送るために、彼女たちはここでの生活のルールをまず最初に決めました。朝6時に置き、8時から10時まではカシューナッツの仕事をします。そして1日の皮むき量は1人1kg以上。仕事だけでなく、彼女たちはオンライン授業があるので午後は勉強の時間。そして朝昼晩のごはんづくりの担当も決めました。仕事と勉強を両立させ、健康的なライフスタイルを送ることは人間にとって最も大事で理想的な生活の仕方です。この彼女たちのライフスタイルはその良いモデルだとも言えます。