ネパールからはキールというお米を使ったデザートの紹介です。
お米のプディングと書かれていますが、甘いミルク粥といった感じを受けました。
ネパールのデザートはミルクベースのものと小麦粉を使ったものに分けられるそうで、ミルクベースのデザートの代表でもあるキールはネパール暦のシャーワン15日にお祭りのデザートとして食べられるそうです。ですので、単なるデザートというよりも、純粋で神聖なものと考えられています。「キールを食べる日」と訳されるキールケーンディンはネパールの農家にとって収穫の日でもあります。
日本でもかつては収穫祭として秋祭りが各地で行われ、きっと独特の食文化があったのでしょう。皆さんの住んでいるところ、故郷での慣習と比べてみてはいかがでしょうか。
キール(ライスプディング)は、ネパールで愛されている食べ物です。キールはパーティやセレモニーに欠かせないものです。結婚式からお葬式まで、冠婚葬祭のために、キールが振る舞われ、食べられています。キールは、米をミルクで煮るので、ネパールでは純粋な食べ物とされています。主にデザートやプリまたはセルロティの付け合せとして食べられています。ネパールには多様なデザートがあります。ラスバリ(ヒンドゥー語でラスグッラー)のような多くの人に人気のあるネパールのデザートは、南アジアで一般的ですが、ネパールの民族でしか見られない地域独自のデザートが好きな人もいます。
ネパールのデザートは2つのカテゴリーに分けることができます。一つ目のカテゴリーはミルクベースのもの(キール、ラスバリ、ペダ、バルフィ、ラッドゥなど)です。二つ目のカテゴリーは、小麦粉を使ったもの(セルロティ、ラルムァン、ラカマリ、マルプア、ハルワなど)です。
キール(ライスプディング)は、ネパールで最も愛されている食べ物の一つです。毎年シャーワン15日(ネパール暦)はお祝いをします。
キールは一般的な食べ物ですが、ネパール料理の中で運気を上げる食べ物でもあります。単に甘いライスプディングではありますが、純粋で神聖なごちそうだと考えられています。キールケーンディン(キールを食べる日)は、ネパールの農家の豊作を祝うものです。
ネパール月のアサダとシャーワンは、農家の稲の収穫期をお祝いします。ネパールの稲作は
楽しいひと時です。男性も女性も関係なく、社会的背景の異なる人たちが、協力して若い稲を植え、豊作を確信します。シャーワンは、収穫期の終わりを祝い、プラサド(神聖な供物)として、神々にキールを供え、自分たちも楽しみます。
キールの作り方(ライスプディングのレシピ)
【調理器具】
フライパン-底の厚いもの
ボウル-米とギーを混ぜる用
かき混ぜ用スプーン
皿/ボウル(盛り付け用)
【材料】
米-1カップ
牛乳-2カップ
ギー(バターオイル)-大さじ1
砂糖-1/2カップ
カルダモン-大さじ1
カシューナッツ-適量
レーズン-適量
ブラックカルダモン(アライチ)-少々
黒こしょう-ひとつまみ
【作り方】
―砂糖と牛乳を火にかける。
―米とギーを混ぜる(米は洗わない)。
―米を温めた牛乳の中に入れ、かき混ぜ続ける。
―米が柔らかくなるまで、煮ながら混ぜ続ける。
―もったりとし、キールができたら、カルダモン、カシューナッツ、レーズン、黒こしょうを加える。
キールは温かいまま食べることもできるし、冷ましてから食べることもできます。キールは温かくても、冷たくてもおいしいです。よだれがでそう!!!今すぐキッチンで、このネパールのおいしいデザートを作って、私たちのように、この味を体験してもらいたいです。
ありがとうございました。