拓本体験会@インド

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拓本というと歴史的な碑文や浮き彫りを写し取る手法というイメージが強い。今回のインド・チャナキャ大学訪問でも、できれば実際の遺跡の碑文を学生さんたちと一緒に拓本にできればと考えていた。けれどなかなか許可が得られなかったので、恵里子さんのプランBが発動。朝に摘み取った葉や花を半日推しにかけたものを使って拓本体験をしてもらうことにした。

集まったのは5〜60人の学生さんと図書館職員の皆さん。道具の関係で4~8人の11組に分かれてもらう。拓本のすべての工程を経験してもらいたいから、まずはタンポ作り。土台となる小さなスポンジと綿を木綿の布で包み、さらに絹の布で包む。固く絞ってゴムバンドで止め、持ち手をダクトテープで巻いて作る。結構、みなさん苦闘。布の中に綿を詰め込んで包み込むところがなかなか難しい。
タンポが出来上がると、次は拓本の材料となる花や葉を選んで新聞紙の上に配置。上に和紙を置いてうす〜く水(ノリが少しだけ入っている)をつける。本来の拓本なら、たっぷりと水気を和紙に含ませて石に密着させ、さらに空気を抜き、細かな線の中に和紙をそわせていく。今回は葉が対象なのと時間が少なかったので、葉の上に手拭いに含ませた水を置いていった(ノリ入りの水がないとやはり和紙が浮いてしまってうまく拓本ができないことがわかった)。


続いていよいよインク(墨汁)を自分たちで作ったタンポを使って置いていく。ぽんぽんと優しく、でも何度も何度も繰り返さないとうまく形が出てこない。あちこちで苦闘している雰囲気が伝わってくる。でもみんな諦めない。なんとかしたい、もっとうまくやりたいという熱気が伝わってくる。うまくいったグループ、ちょっとミスったグループ、出来は色々だけど、配置やインクの乗せ具合に工夫したことがよくわかる。

実は、黒色だけだと寂しいかな?と思って、インドのスーパーで鮮やかな青と緑を用意したのだけれど、思ったより使ったグループは少なかった。みんな黒一色が良いらしい…。理由を聞けば良かったと反省。

拓本大成功!

タンポ作りに苦闘